数式項目とHYPERLINK関数を活用する

数式項目でHYPERLINK関数が利用できるようになったことで、Calsketのポップアップや予定の詳細画面にハイパーリンクが利用できるようになりました。

HYPERLINK関数を利用することで、行動に登録された関連レコードの編集画面をCalsket上に表示させたり、フローを実行するURLを生成してCalsket上からワンクリックで各種処理を実行させたりすることが可能になります。

ここでは、カスタム数式項目の追加手順と、サンプル数式をいくつかご紹介します。

目次

1. カスタム数式項目の追加手順

行動のカスタム数式項目は下記の手順で作成可能です。

❶ Salesforceの設定画面を開きます。

❷ 「オブジェクトマネージャー」タブをクリックします。

❸ クイック検索ボックスに「活動」と入力し、表示された「活動」をクリックします。

❹ 「項目とリレーション」をクリックし、その後右上の「新規」ボタンをクリックします。

❺「ステップ 1. データ型の選択」にて、 「数式」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

❻ 「ステップ 2. 出力型の選択」画面に遷移しますので、「項目の表示ラベル」「項目名」に任意の値を入力、「数式の戻り値のデータ型」は「テキスト」を選択した上で「次へ」ボタンをクリックしてください。

❼ 「ステップ 3. 数式の入力」画面に移動するため、数式を入力し、「構文を確認」ボタンをクリックします。この際、「差し込み項目または関数に構文エラーはありません。」表示されることを確認し、「次へ」ボタンをクリックしてください。

❽ 「ステップ 4. 項目レベルセキュリティの設定」にて、本項目を参照(利用)可能なプロファイルを設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

❾ 「ステップ 5. ページレイアウトへの追加」にて、本項目を追加するページレイアウトを指定し、「保存」ボタンをクリックします。

❿ 以上で終了です。「カレンダーの行動ボックス、ポップアップ、リストビューの表示項目のカスタマイズ」を参考にポップアップ画面等に追加してご利用ください。

2. 数式サンプル:「関連先」、「名前」項目に登録されたレコードの編集画面を開くリンクを作成する

この数式を利用すると、行動の関連先や名前項目に登録されたレコードの編集画面をCalsket上から直接表示させることが可能になります。

数式サンプル

「関連先」項目や「名前」項目にレコードが登録されている場合のみ編集画面へのリンクが表示されるサンプルになります。

IF (ISBLANK( WhoId ), '', HYPERLINK('/' + WhoId + '/e', '名前' , '_self'))
+ IF (ISBLANK( WhatId ), '', ' , ' + HYPERLINK('/' + WhatId + '/e', '関連先' , '_self'))

3. 数式サンプル:Salesforceの行動編集画面を表示するリンクを生成

本数式を利用すると、クリック時にCalsketの編集画面ではなく、Salesforce標準の行動編集画面を表示させることが可能です。

※ このリンクから呼び出された行動編集画面から行動を編集した場合、編集後にCalsketの画面の更新は行われないため、Calsket上で修正は自動反映されません。編集した内容をCalsketに反映させる場合は下記の更新ボタンをクリックしてください。

数式サンプル

HYPERLINK('/' +  Id + '/e', '行動' , '_self')

最終更新