リストビューの「名前で絞り込み」機能について

目次

単一キーワードで絞り込み検索が可能な「名前で絞り込み」機能

Calsketのサイドバーの「行動の作成」ボタンをクリックして表示されるリストビューでは、表示されたレコードの絞り込み検索が可能な「名前で絞り込み」機能を提供しています。

現在、CalsketはSalesfoceのクエリ言語であるSOQLを利用した従来版(SOQL版)と、Calsket v4.111より提供を開始し、SOSLを利用した「SOSL版」の2種類を提供しています。デフォルトではSOQL版が設定されているため、SOSL版を利用するためには設定が必要です。手順については「SOQL版とSOSL版の切り替え手順」をご参考ください。

複数ワード検索を利用したい場合や、Shield Platform Encryptionを利用して暗号化された項目の検索を行いたい場合はSOSL版を利用する必要があります。

SOQL版とSOSL版の違いは下記の通りです。

※ SOSL版について

SOSL版はCalsket v4.111より追加された新機能で、Lightning Experienceのリストビュー画面で利用可能な「リストビューのリストビュー検索」機能に近い検索機能を有しています(完全に同じものではありません)。

SOSL版では、複合ワードを利用した検索が可能である他、Shield Platform Encryptionを利用して暗号化された項目の検索にも対応しておりますが、「※6」に記載されているような制約がございます。

Salesforceのリストビュー検索でSOSLが利用されていることはSalesforceのナレッジ「リストビュー検索の制限」にて確認が取れておりますが、発行されているSOSLが本機能とは異なる可能性があるため、Salesforceのリストビュー検索と本機能の検索結果も異なる可能性があります。

※1 SOQL版の検索ワードについて

SOQL版の絞り込み検索は単一ワード検索です。例えば「会社 東京」と検索した場合、「Calsket株式会社 東京支店」のようにスペースを含んだ「会社 東京」が検索対象項目に含まれたレコードが表示され、「株式会社Calsket 東京支店」は表示されません。

※2 SOSL版の複合ワード検索について

SOSL版では、キーワードをスペースで区切ることで、複数ワード検索が可能です。これにより、「会社名」「部門名」「地名」等を組み合わせた検索が可能になります。「※1」に記載されているSOQL版では「会社 東京」と検索した際に「Calsket株式会社 東京支店」のみが表示されますが、SOSL版では「株式会社Calsket 東京支店」も表示されるようになります。

※3 SOQL版の検索対象項目について

表示項目のカスタマイズ手順については「カレンダーの行動ボックス、ポップアップ、リストビューの表示項目のカスタマイズをご参照ください。

※4 SOSL版の検索対象項目について

SOSL版では、対象のオブジェクト内の全項目に対して検索を行いますが、一部の項目は検索することができません。検索ができない項目については、オブジェクトの任意のリストビュー画面に移動し、検索ボックスにフォーカスを合わせることで確認することが可能です。

」にて記載しているように、Salesforceのリストビュー検索機能とCalsketの絞り込み検索機能は全く同じものではありません。ただし、Salesforceのリストビュー検索においてもSOSLが利用されていることは確認が取れているため、検索対象項目の確認に上図の箇所で確認ができると思われます。 今後SOSLの検索対象項目に関する記述が見つかり次第、こちらにも記載する予定です。

※5 検索対象件数について

SOQL版には特に制約はなく、選択したリスト内の全件に対して検索を行いますが、SOSL版の場合、リストビューに表示された順に最初の2,000件が検索対象となります。検索結果が2,000件ではなく、検索対象となる件数が2,000件であることにご注意ください。

これは、SOSL版で利用しているクエリ「SOSL」の下記の仕様に起因しています。

ユーザーがリストビューに設定した並び替え順に従って、リストビューの最初の 2,000 レコードのみが検索されます。 https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.236.0.soql_sosl.meta/soql_sosl/sforce_api_calls_sosl_using_listview.htm

※6 暗号化された項目の検索について

SOSL版を利用することで、Shield Platform Encryptionを利用して暗号化された項目の検索が可能になります。SOQL版を利用した場合、検索対象項目に「確率的暗号化」によって暗号化された項目が含まれる場合は対象の項目を除外して検索され、「確定的暗号化」を利用して暗号化された項目が含まれている場合はエラーになります。

Shield Platform Encryptionを利用した暗号化については下記のSalesforceヘルプ「Shield Platform Encryption でのデータのセキュリティの強化

SOQL版とSOSL版の切り替え手順

❶ Salesforceにログインします。

❷ 画面右上の歯車マークをクリックし、設定画面に移動します。

❸ クイック検索ボックスに「カスタム設定」と入力し、表示された「カスタム設定」をクリックします。

❹ Calsketシステム設定の左の「Manage」をクリックします。

❺ Calsketシステム設定の「編集」ボタンをクリックします。

❻ 「SOSL検索の有効化」のチェックボックスにて、SOQL版とSOSL版の切り替えが可能です。

SOSL版を適用する場合:SOSL検索の有効化にチェックを入れる

SOQL版を適用する場合:SOSL検索の有効化のチェックを外す

❼ 手順は以上です。

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