【解決済み】 「選択リスト(複数選択)」型項目において、選択済み値に値とAPI参照名が混在する

登録日:2025年4月10日 状況 :解決済み(2025年4月15日) ----

状況

現在、Calsket画面から予定を作成・編集する際、「選択リスト(複数選択)」型のカスタム項目において、選択済みリストに表示される値や、保存される値として「値(ラベル)」と「API参照名」が混在する不具合が確認されています。

この事象は、選択肢に「値」と「API参照名」が異なる値を含んでいる場合に限り発生します。

また、本来保存されるべき形式(API参照名)とは異なり、値が保存されるケースがあり、Apexやレポート、外部連携などに影響する可能性があります。

本事象は「Calsket v4.14.2」にてリリースされた「行動入力画面の選択リストの表示をSalesforce標準画面に合わせたデザインに統一」の適用に伴い発生するようになったものです。 そのため、問題が発生する可能性のあるデータもこのバージョン以降に作成された予定に限定されます(本番組織への適用日:2024年6月27日、Sandbox組織への適用日:2024年6月6日)。

再現手順

  1. Salesforce上の「選択リスト(複数選択)」型項目を含むカスタム項目を用意する

  2. 「値」と「API参照名」が異なる値が設定された選択リスト値を作成する

  3. Calsket画面から予定を作成

  4. 以下のいずれかの操作を行うことで不具合が発生

操作

選択済みリストの表示

保存値

備考

複数選択して▶︎クリック

API参照名

API参照名

NG

単一選択して▶︎クリック

NG(保存値が値になる)

上記のあとにさらに複数選択追加

値とAPI参照名が混在

混在

NG

Salesforce標準画面から保存

API参照名

正常

回避策

  • Salesforce標準の予定作成・編集画面を使用する

  • 対象の選択リスト値について、「値」と「API参照名」を同一に設定する

今後の対応

通知メールからの返答が正しく反映されるように、Calsketの修正対応を行う予定です。現在調査・検討を行っておりますので、また進捗がありましたらこちらでご報告させていただきます。

対応状況(解決済み:2025年4月15日)

2025年4月15日にリリースした「Calsket v4.14.7」にて修正対応を行いました。現在は値とAPI参照名が異なる値に設定された選択リスト値を持つ選択リスト(複数選択)項目を利用した場合でも、表示、保存ともに正常に動作するようになっております。

最終更新