Googleカレンダー同期機能の同期仕様及び制限事項
0. 重要な制限事項
GoogleカレンダーからSalesforceへの同期でご利用可能なユーザー数は最大2,000ユーザーになります。
1. 同期項目
CalsketのGoogleカレンダー同期機能の同期対象項目及び各種制限事項は下記の通りです。
Salesforceの項目 | Googleカレンダーの項目 | 制限事項 |
---|---|---|
件名 | タイトル | Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペースは削除されます。 |
場所 | 場所 | Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペースは削除されます。 |
開始/終了 | 日時 | 特になし。 |
終日行動(終日) | 終日 | 特になし。 |
説明 | 説明 | Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペース・改行は削除される。 |
非公開 | ― | Salesforce上で「非公開」へのチェックは無視され、Googleカレンダーと同期される。 |
公開方法 | 外部向け表示 | Salesforce上で「予定あり」「外出中」の場合はGoogleカレンダー上で[予定あり]になる。Salesforce上で「予定なし」の場合はGoogleカレンダー上で「予定なし」になる。 |
繰り返し | 繰り返し | |
― | 公開設定 | Googleカレンダー上の「公開設定」は無視され、Salesforceに同期される。 |
その他項目 | Salesforce上の名前/関連先/カスタム項目や上記に記載されていないGoogleカレンダー上の項目や設定は同期されず、無視される。同期後にそれぞれで編集した場合、それぞれの編集内容は維持される。 |
繰り返し部分の制限事項「3.繰り返しの制限」参照。
同期対象となるユーザーは権限セット「Calsketユーザー」が割り当てられたユーザーの行動です。但し、権限セットが割り当てられていなくても、権限セット「Calsketユーザー」が招集者の行動に被招集者として登録されたSalesforceユーザーの行動は同期されます。
2. 期間に関する制限
Googleカレンダー側で14日間を超える予定を登録した場合、Salesforceには同期されない(Salesforceの行動の仕様)。
3. 繰り返しの制限
Googleカレンダー同期機能はSalesforce Classicで作成された繰り返し予定「定期的な行動」の同期には対応しておりますが、Lightning Experienceより登録可能な繰り返し予定「一連の行動」の同期には対応しておりません。繰り返し予定を同期させるためにはCalsket上で繰り返し予定を作成してください。
Googleカレンダー上で24時間以上の繰り返し予定を作成した場合、Salesforceには同期されない(Salesforceの行動の仕様)。
Googleカレンダー上で繰り返し間隔が2年以上の繰り返し予定を作成した場合、Salesforceには同期されない(Salesforceの行動の仕様)。
Googleカレンダー上で下記の仕様を超えた繰り返し予定を作成した場合、超えた分はカットされる(Salesforceの行動の仕様)。 ・毎日:100回 ・毎週:53回 ・毎月:60回 ・毎年:10回
Googleカレンダー上で追加可能なゲストの人数(Salesforceの行動の仕様) ・単一の予定:1,000人まで ※Calsketのメール通知機能が利用可能な人数は500人まで ・繰り返し予定:100人まで
同期処理完了後にGoogleカレンダー上で過去の繰り返し予定の開始日時を変更した場合、Salesforceには同期されない(Salesforceの行動の仕様:Salesforce上で開始されている定期的な行動の開始日の変更はできないため)。
Googleカレンダー上で繰り返し予定の終了日を繰り返しの開始日より過去に設定すると、Salsforceには同期されない(Salesforceの行動の仕様)。
Googleカレンダー上で通常の予定を繰り返し予定に変更した場合、Salesforceには同期されない。
Googleカレンダー上で繰り返し予定の過去分を一括修正するような変更を行った場合、過去分の修正はSalesforceに同期されない。
Salesforce上で繰り返し予定を「今日以降すべて」を選択して保存した場合、Googleカレンダー上には「すべての予定」を選択して保存した場合と同様の処理で同期される。
Salesforce上で関連先、リソースを割り当てた繰り返し予定を作成・同期した後に、Googleカレンダー側で繰り返し予定の時間を変更後に「これ以降のすべての予定」を選択して保存すると、「これ以降すべての予定」に該当する箇所のSalesforce側の行動から関連先とリソースが削除される。
4. Salesforce上の項目設定に関する制限
Salesforce上の各項目に「入力規則」が設定されており、Googleカレンダー上で予定を作成/編集時に当該項目に入力した内容が上記「入力規則」から外れた値を入力した場合、Salesforceに同期されない。
その他、Salesforce側で設定した制御から外れた処理をGoogleカレンダー側で行った場合、Salesforceに同期されないことがあります。
Salesforce上で行動のページレイアウトの編集にて各項目のプロパティで「必須項目」にした場合は、Googleカレンダー上で当該項目が未入力でも同期されます。
5. その他制限事項
Salesforce上で行動に紐づいた「関連先」、「名前」のレコードを削除した場合、Googleカレンダーとの同期対象から除外される。
行動に関連付けられているレコードの所有者を変更した場合、活動予定の任命先も変更され、旧任命先の活動は削除されます。その際、Calsketの表示は正しくなされますが、同期対象からは除外されます。
行動の任命先を変更した場合、Googleカレンダー側で変更先のユーザーに対して変更元のユーザーがメインカレンダーの共有設定において「予定の変更権限」を変更前のユーザーに対して付与していない場合は正しく同期されず、同期対象からも除外されます。再同期する場合はSalesforce側で任命先を変更前のユーザーに戻し、Google側でカレンダーの共有設定を行った上で再度Salesforce側で任命先の変更を行ってください。
行動を削除した後にごみ箱から復元した場合、復元した行動は同期されません。
SalesforceからGoogleカレンダーへの同期における1トランザクションで処理できる件数は50件までです。51件以上の行動をデータローダー等で処理する場合は、バッチサイズを50以下に設定して実行してください。
Googleカレンダー上でCalsketが想定していないEventidが生成された場合、対象となる予定はSalesforceに同期されない。
6. 同期タイミングに関する仕様
同期方向 | 同期タイミング |
---|---|
Salesforce → Googleカレンダー | リアルタイム(*1) |
Googleカレンダー → Salesforce | 5分間隔〜 (*2) |
*2 GoogleカレンダーからSalesforceへの同期処理は5分ごとに行われ、更新対象の予定を順次処理していきます。こちらは、5分間隔で同期処理が実行されることを意味するもので、5分間隔で同期が終了することを意味するものではありません。
7. 複数人予定(複数人カレンダー行動)同期仕様
Calsket Googleカレンダー同期機能における、複数人予定(複数人カレンダー行動)の同期仕様について解説します。
基本的な仕様
Googleカレンダー上で複数人予定を新規に作成した際の同期仕様
Googleカレンダー上で複数人予定を作成した場合、主催者がCalsketユーザー(「Calsketユーザー」権限セットが割り当てられたユーザー)である場合と非Calsketユーザーである場合とでSalesforce側に同期される行動の種類が異なります。主催者がSalesforceユーザーの場合は複数人カレンダー行動が、非Salesforceユーザーの場合はゲストごとに独立した行動がSalesforceに作成されます。
Googleカレンダー側で各種変更を行った場合の同期仕様
Googleカレンダー側で各種変更処理を行った場合の同期仕様について表にまとめています。主催者がCalsketユーザーなのか、変更を行うユーザーが主催者かゲストかにより挙動や同期に必要な条件や設定が存在します。
※1 主催者が予定作成時に「ゲストの権限」の「予定を変更する」にチェックを入れていた場合。
※2 主催者が予定作成時に「ゲストの権限」の「予定を変更する」にチェックを入れていない場合。
※3 Googleカレンダー上ではゲスト個人の予定のみ編集されるが、Salesforceの複数人カレンダー行動ではメンバーの行動だけ編集することができないため。
※4 GoogleカレンダーおよびSalesforce共に、ゲスト(メンバー)の予定(行動)のみ編集される。
※5 下記の2点を満たすことで可。
主催者が予定作成時に「ゲストの権限」の「他のユーザーを招待する」にチェックを入れていること。
同期対象のSalesforceの複数人カレンダー行動の編集権限をゲストが有していること。
※6 下記の2点を満たすことで可。
Googleカレンダー側で変更後の主催者のカレンダーの「予定の変更権限」が変更前の主催者に付与されていること。
Salesforce側で対象のユーザーに任命先を変更する権限を有していること。
※7 下記の条件満たすことで可。
Googleカレンダー側で変更後の主催者のカレンダーの「予定の変更権限」がゲストに付与されていること。
主催者が予定作成時に「ゲストの権限」の「予定を変更する」にチェックを入れていること。
Salesforce側で対象のユーザーに任命先を変更する権限を有していること。
※8 Googleカレンダー上では主催者も欠席登録ができるが、Salesforceではできないため。
【制限事項】Googleカレンダー側でゲストの追加をグループで行った場合、グループに所属するユーザーの予定はSalefoceに同期されません。
Salesforce側で各種変更処理を行った場合の同期仕様
※1 主催者が予定作成時に「ゲストの権限」の「予定を変更する」にチェックを入れていた場合。
※2 主催者が予定作成時に「ゲストの権限」の「予定を変更する」にチェックを入れていない場合。
※3 編集対象の複数人カレンダー行動への編集権限があれば編集可。
※4 Salesforce及びGoogleカレンダーのいずれも編集を行ったメンバーの行動(予定)のみ編集される。
※5 Salesforce側には複数人カレンダー行動ではなく、メンバー(ゲスト)を任命先とした単一の行動として作成されるため、メンバーの変更はできない。
※6 下記の2点を満たすことで可。
Googleカレンダー側で変更後の主催者のカレンダーの「予定の変更権限」が変更前の主催者に付与されていること。
Salesforce側で対象のユーザーに任命先を変更する権限を有していること。
※7 下記の条件満たすことで可。
Googleカレンダー側で変更後の主催者のカレンダーの「予定の変更権限」がゲストに付与されていること。
主催者が予定作成時に「ゲストの権限」の「予定を変更する」にチェックを入れていること。
Salesforce側で対象のユーザーに任命先を変更する権限を有していること。
※8 Salesforce側には複数人カレンダー行動ではなく、メンバー(ゲスト)を任命先とした単一の行動として登録されるため、出欠の登録機能が利用できないため。
※9 Salesforce側には複数人カレンダー行動ではなく、メンバー(ゲスト)を任命先とした単一の行動として登録されるため。
最終更新