Lightning Experienceでヘッダーを表示しない状態でMatchingMapを表示する方法
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MatchingMapで地図を起動する場合、通常はレコードページに「地図を起動するボタンを作成する」の手順に沿って追加したカスタムボタンから起動します。ただこの場合、地図には必ずSalesforce(Lightning Experinence)のヘッダーも含んだ状態で地図が表示されます。本Tipsでは、多少強引な方法ではありますが、Lightning Experienceのヘッダーを表示しない状態で地図を利用する方法を解説します。
Lightning Experienceでヘッダーを表示しない状態でMatchingMapを開く方法は2通りあります。
カスタムリンクを利用する方法と、数式項目(HYPERTEXT関数)を利用する方法です。2つの方法を利用する場合、「新規ウインドウに表示(_blank)」も有効に機能し、Visualforceページをヘッダーなしで別タブに表示することが可能です。
カスタムリンクを利用する場合も、数式項目(HYPERTEXT関数)を利用する場合も、Visualforceページを直接呼び出すには「Classic用のマッチングレコード作成URL」の設定が必要です。「1.カスタムリンクを利用する方法」または、「2.数式項目(HYPERTEXT関数)を利用する方法」の設定後、「3.Classic用のマッチングレコード作成URL」の設定を行ってください。
カスタムボタンを利用する方法については、ヘッダーが表示されることを防ぐことができません。
カスタムリンクの作成方法は下記の通りです。
❶ Salesforceにログインし、画面右上の歯車マークをクリックして「設定」ボタンをクリックします。
❷ 画面の左上の「オブジェクトマネージャー」をクリックします。
❸ カスタムリンクを表示させるオブジェクトを選択します。ここでは例として「MM求職者」を選択します。
❹ 「ボタン、リンク、およびアクション」をクリックします。
❺ 画面右上の「新規ボタンまたはリンク」をクリックしてカスタムリンクを作成します。
❻ カスタムリンクの編集画面を入力していきます。表示ラベルと名前を入力し、表示種別は「詳細ページリンク」、動作は「新規ウィンドウに表示」を選択します。
カスタムリンクの記載方法は下記の通りです。MatchingMapの Visualforceページが直接呼び出されるように記載する必要があります。
https://<ドメイン名>--matchingmap.vf.force.com/apex/index?id={!<カスタムオブジェクトのAPI参照名>.Id}&mapid=<MapID>
❼ 「保存」ボタンをクリックします。
❽ 作成したカスタムリンクはページレイアウトで配置する必要があります。「ページレイアウト」をクリックし、カスタムリンクを配置させるページレイアウトをクリックします。
❾ 「カスタムリンク」を選択し、作成したカスタムリンクをドラッグ&ドロップして配置して「保存」ボタンをクリックします。
❿ カスタムリンクの設定は以上です。「3.Classic用のマッチングレコード作成URL」の設定へ進みます。
数式項目の作成方法は下記の通りです。
❶ Salesforceにログインし、画面右上の歯車マークをクリックして「設定」ボタンをクリックします。
❷ 画面の左上の「オブジェクトマネージャー」をクリックします。
❸ 数式項目を作成するオブジェクトを選択します。ここでは例として「MM求職者」を選択します。
❹ 「項目とリレーション」を選択して「新規」ボタンをクリックします。
❺ データ型「数式」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
❻ 項目の表示ラベル、項目名を入力し、数式の戻り値のデータ型「テキスト」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
❼ 数式を入力して「次へ」ボタンををクリックします。
HYPERLINK("https://<ドメイン名>--matchingmap.vf.force.com/apex/index?id=" + Id + "&mapid=<MapID>" , "<リンクテキスト>" , "_black")
❽ 項目レベルセキュリティの設定をして「次へ」ボタンをクリックします。
❾ ページレイアウトへの追加を行い、「保存」ボタンをクリックします。
❿ 数式項目の設定は以上です。「3.Classic用のマッチングレコード作成URL」の設定へ進みます。
「 1.カスタムリンクを利用する方法 」または「 2.数式項目(HYPERTEXT関数)を利用する方法 」の設定後、「 Classic用のマッチングレコード作成URL 」の項目にURLの設定が必要です。こちらはVisualforceページを直接呼び出すために必要な設定です。
❶ 画面左上のアプリケーションランチャーに「 MatchingMap 」と入力し、「 MatchingMap管理 」をクリックします。
❷ MatchingMap管理の画面をスクロールし、「 マッチング作成に関する設定 」の「 Classic用のマッチングレコード作成URL 」を設定して「保存」ボタンをクリックします。
https://<ドメイン名>.lightning.force.com/.lightning.force.com/lightning/o/<マッチングオブジェクトのAPI参照名>/new?defaultFieldValues=Name={recordName},<マッチングレコードの求職者項目のAPI参照名>={jobSeekerId},<マッチングレコードの求人施設項目のAPI参照名>={facilityId}
❸ 以上です。