マッチング作成に関する設定

「マッチング作成に関する設定」では、マッチングの作成に関する各種設定を行うことが可能です。設定項目の中にはSalseforceについての高度な知識が必要なものもありますので、組織のカスタマイズ状況を踏まえて慎重に設定してください。

「マッチング作成に関する設定」は「MatchingMap管理」>「地図表示設定」の「マッチング作成に関する設定」セクションで設定可能です。

1. Classic用のマッチングレコード作成URL

MatchingMapをSalesforce Classicで利用する場合に必要な設定です。地図上のマーカーをクリックした際に表示れるポップアップの「マッチング作成」ボタンをクリックした際に表示される新規マッチングレコード作成画面のURLを設定します。

設定するURLの作成方法は、「Classicでマッチング作成ボタンからレコード作成画面表示するためのURLを設定する」を参照ください。

2. マッチング一括作成 バッチサイズ

「マッチング一括作成 バッチサイズ」にはデフォルトで「100」が設定されています。これは、マッチング一括作成を実行した際には100レコードずつ一括で処理することを意味しています。

この一括作成は一括処理(MASS INSERT)で実行されているため、マッチングオブジェクトに指定したオブジェクトのカスタマイズ状況(レコードトリガーフロー、Apexトリガーなど)によってはSalesforceのガバナ制限に抵触し、エラーが発生することがあります。

ガバナエラーが発生してしまう場合には、バッチサイズの数を変更し、一度に処理されるレコードを減らすことで解消できる場合もあります。その際は下図の「マッチング一括作成 バッチサイズ」の値を変更し、ガバナエラーが発生しなくなるかどうかお試しください。

参考リンク: Salesforce Developersドキュメント - Apex ガバナ制限

3. MatchingMap経由で作成した場合にTrueがセットされるフラグ項目

「MatchingMap経由で作成した場合にTrueがセットされるフラグ項目」に任意のチェックボックス項目を指定しておくと、MatchingMap経由でマッチングレコードが作成された際に指定の項目にTrueがセットされるようになります。

Salesforce Classicでマッチング作成機能を利用する場合は、こちらの項目指定に加えて「Classic用のマッチングレコード作成URL」の末尾に「&<フラグ項目のinput要素のid>=1」を追加する必要があります。URLの作成方法は、「Classicでマッチング作成ボタンからレコード作成画面表示するためのURLを設定する」を参照ください。

本設定は、マッチングレコードがMatchingMap経由で作成されたことを識別することを可能とし、フローやレポート等で本設定で指定した項目を活用することを想定しています。

レコードトリガーフローやApexトリガーを利用した場合、「2. マッチング一括作成 バッチサイズ」に記載されている通り、デフォルトではマッチング一括作成時に最大100レコードの作成処理が一括で実行されることになり、レコードトリガーフローやApexトリガーのロジックによってはマッチング一括作成時にガバナエラーが発生するリスクが高まります。

マッチング作成の後処理を実装する際には、マッチングの一括作成の利用も考慮し、フローやApexトリガの実装、バッチサイズの調整等をご検討下さい。

4. アーカイブ済みマッチングかどうかを表すフラグ項目

「アーカイブ済みマッチングかどうかを表すフラグ項目」に任意のチェックボックス項目を指定し、アーカイブ扱いとするマッチングレコードの指定の項目にチェックを入れる(Trueをセットする)ことで、MatchingMap上で再度マッチングを作成できるようになります。

求職者が転職活動を再開した場合など、過去のマッチングレコードを残した状態で前回の転職活動時にマッチングした求人を再度マッチングしたい場合等にご活用下さい。

「アーカイブ済みマッチングかどうかを表すフラグ項目」には、「チェックボックス項目」もしくは「数式項目(出力型:チェックボックス)」を指定可能です。

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